woodenvalleyのブログ

日々感じた事や思った事。大切にしてる事。ふとした事。子供の事。

戦地に行く覚悟

林檎の無農薬栽培に成功した木村秋則は、最初お義父さんを説得しようとした時、あまりに簡単に承諾したので拍子抜けをしたのだそう。しかしその時に言われたのは、戦地に行く覚悟だぞという言葉だ。表現として道徳上良くないかもしれないが、戦地に行く覚悟で日々仕事に取り組めたら、たった1日でも吸収する量、成長するスピードは大きく変わるだろう。

奇跡のリンゴを読んで

奇跡のリンゴを読んで

木村秋則さんは不可能と言われた無農薬でのりんご栽培を成功させた人物である。昔から何事にも興味を抱き探求してきた彼の生き方にも通じるが、一つのことに狂えば必ず答えが出てくるという彼の言葉通り、日々陽が昇る前から陽が暮れるまで仕事と検証を怠らず、また暇を見つけては図書館で勉強する木村さんの姿勢にまず感銘を受けた。そしてその原動力となる強い信念や情熱が、周りの困っている人や大切な人の為に生まれている事に、彼が成功するしないの次元を超えて、木村秋則という人間の圧倒的な偉大さを感じた。木村さんは自身のことを馬鹿だと言うが、彼の馬鹿の定義は馬鹿正直という言葉のように、馬鹿を見る事も恐れず真っ直ぐで純粋で正直という事なんだと思う。正直や純粋であろうとすればするほど、木村さんのように馬鹿を見たり人に言えないような苦しい経験に出会う事になるだろう。しかしきっと誰しも最終的に目指す場所はそこなんだろうと思う。私は、これからそれとどれだけ向き合う事が出来るかを、自分の残りの人生の課題としたい。

f:id:woodenvalley:20200724103044j:plain

清掃のおばちゃんに

宿直明けで帰ろうと廊下を歩いていたら、清掃のおばちゃんに会ったので、お疲れ様ですと挨拶したら手招きされたので、何かと尋ねたら紫蘇ジュースを御馳走してくれた。清掃仲間の旦那さんが畑で収穫した紫蘇をその方が作ったのだそうで、あまりに美味しいからお裾分けにと大切なものをこっそり自分に分けてくれた。その清掃さんの只々純粋な気持ち以外の何物でもないし、他人から見れば些細な事かもしれないが、職場が同じビルというだけでたまに関わる程度にも関わらず、優しくしてもらえる自分が誇らしかったし、思い上がりかもしれないが自分の生き方は間違ってないとさえ思った。あまりに嬉しくて今日こんな事してもらえたよと父親にも報告した。本当に美味しかった。ありがとうございます。

正しく生きることは誇り

正しく生きることは誇りだと、ふと思った。正しく生きるとは、あくまで個人的な見解であり、また抽象的な表現ではあるが、ここでは他者を労わる精神があるという事と定義したい。人にやさしくできたり、困っている人を助ける事が出来れば最高ではあるが、自分はいつも自身の事で頭が一杯だったり勿論甘えもあるので、具体的な行動が出来なくても、辛い人の立場で物事を考えれたり、自身の健康や現状をしっかりと感謝する事が常に出来ればそれに該当する。あまりに他人に無関心というよりも、自分の利益の為には他人が不幸になろうが構わないというような人間が多いような気がした、そんな気がするだけかもしれないけど、そんな事でふっと思った。そして、自分の身近な人物、人生の伴侶や大切な友達、そして家族が正しく生きている人たちで本当に良かったともしみじみ思う。個人的には、少しでも何か力や助けになる事を積み重ねていきたい。